結論から書くと、MCUXpresso IDE を普通にインストールして、Instaled SDKs で LPCXpresso812MAX を指定して、Quickstart Panel -> Create or Import a project -> Import SDK examples(s)... でも LPCXpresso812MAX を指定。Project Explorer でサンプルプログラムの lpcxpresso812max_led_blinky を選択して Quickstart Panel の Debug Your project -> Debug をクリックすると、普通にビルドできて LPCXpressoBoard OM13053 にインストールされ LED が赤で点滅した。
ただし、Eclipse の経験がそれなりにないと相当苦労するかも。
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GNSS 受信機を開発する中で、RTK 補正データを LoRa を使ってやり取りするべくいろいろとやっている。その中でシリアルデータを、使用する LoRa モジュールが読み込める AT コマンドに変換する必要が出てきた。
受信機にはラズパイが載っているのでそれを使えればよいのだが、あいにく一つしかないシリアルポートは使用済み。なので、試作段階では、Aruduino の小さいので変換できることを確認->製品版では ATmega328P をチップで使う、と考えて開発に入った。最初に使った Aruduino Pro Mini 互換ボードは UART が一つしかないので Software Serial を使ったのだが、ATmega328P には荷が重かったようでデータを取りこぼす。ということで、UART が二つある Adafruit Trinket M0 に変更、CPU の処理能力アップもあり、無事に動いた。
こうなると問題は製品化時の対応。Trinket M0、スイッチサイエンスで 1,474円と少々お高い。CPU の単品は秋月で売ってない (^^;。借りに買えても手はんだできそうなパッケージでは無いし、チョット調べた限りでは SOP あたりのパッケージはなさそう。
ということで秋月で
・UART が二つ以上
・SOP か DIP
・安価
・開発環境が無償で簡単に入手できる。Arduino IDE で開発できればベスト
という条件で探したら LPC812M101JD20 が該当。AVR でも PIC でもなく Cortex-M0 core の 32bit CPU になるとはちょっと意外。
・UART は二つ
・SOP 20Pin
・@130円(税込み)
・開発環境はメーカーの NXP が提供
ということで、Trinket M0 で動いているプログラムをこちらに移植することに決定。初めての CPU なので F/W の開発環境もということで LPCXpressoBoard OM13053 も一緒に購入。LPC812MAX OM13055 とだいぶ迷ったのだが、こちらのページを見ると MCUXpresso IDE 使えそうな感じだったので 800円安い LPCXpressoBoard OM13053 を購入。
届いていろいろ驚いたが、
・切手を貼ればそのままポストに入れられるパッケージング
・パッケージの封筒を封じているシールにある Date code が '1308'
当時、これを何千とばら撒いたっぽい。でも Arduino に勝てなかったのね...
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MCUXpresso IDE をインストールする中で LPCXpressoBoard OM13053 が見つからなかったので、2000円ドブに捨てたかと思ったが、エイ・ヤーと LPCXpresso812MAX を選択して Lチカまで動いたので、良しとしよう。
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