2022年11月4日金曜日

仕事が一件取れなかった

 得意分野のお仕事、人月100万円で見積もりを出したのだが「検討に検討を重ねた結果」発注はなし、と連絡をいただいた。理由は「開発単価が高かったこと」。

 うーん、残念だけどワインバーグの後悔最小化の原理で決めた金額だから後悔はしない。

 次行こう、次! 

2022年4月10日日曜日

u-center:MSVCR120.dll、vcruntime140.dll が見つからない

  多忙+コロナ禍で長いこと使っていなかった現地作業用のノートPCに久しぶりに電源を入れ、長い時間かけて Windows Update をしてから、u-center の最新版(Ver 22.02)をインストールしたら、MSVCR120.dll と vcruntime140.dll が無いといわれて起動できない。調べてみると、Windows Update の後に起きることがある症状らしい。どちらも Visual C++ のランタイムで、一度アンインストールしてから再インストールすると解決するらしい。

 で、やってみたが直らない。ランタイムのアンインストールと再インストールだけでなく、u-center のアンインストールと再インストールや Windows の再起動も組み合わせてやってみたが、全く改善しない。dll が見つからないならファイルが消えたかパスが通ってないかだが、MS 製のインストーラーでパッケージを再インストールしても見つからないって...

  何度か繰り返し、何度か情報のあるサイトを見返すうちに「Microsoft Visual C++2013 Redistributable(x86)」の文字が目に入った。Windows が 64bit 版なので x64 のパッケージをインストールしていたのだが、そういえば u-center は Program Files (x86) のディレクトリにあるから 32bit アプリ。試しに、x86 版のランタイムパッケージをインストールしたら無事動いた。

 そうかぁ、32bit アプリには 32bit の run time libraly が必要なのか...。まぁ、CPU が 32bit モードで動いてるんだろうから、そうなるなぁ...

2022年4月9日土曜日

paypal の為替レートが不利だった

  今回、Ardusimple に NEO-D9C を注文するとき、2回に分けて注文したのだが、一回目の支払いがセゾンNEXTカード(VISA)、2回目が PyaPal だった。どちらもユーロ決済だったのだが、円との変換レートが

  • セゾンNEXT(VISA) :2022/02/23 133.7908
  •  PayPal      :2022/02/25 135.37875

と1.58795円も違う。yahoo!ファイナンスで確認したところ、 レートは 2/23 も 2/25 もほとんど変わらない。300ユーロで500円近く違うことになる。

  ドル円はわからないけれど、もう PyaPal でユーロの買い物をすることは無いな。


 

2022年4月8日金曜日

NEO-D9C:NEO-D9C を試してみた

  SNS で、知り合いが Ardusimple の CLAS 対応ボードを使っているのを見つけた。DM で聞いてみると、テスターに選ばれて試作品が送られてきたとのこと。それならば、simpleRTK2B を15台以上購入している自分にも資格があるだろうと Ardusimple メールで問い合わせたところ「ベータテスターはこれ以上必要ない。まもなく販売するが、online store で販売する前に販売することも可能だが、興味はあるか?」と返事が来た。是非是非、と注文。当初3/10ぐらいに発送予定だったのが4/1発送になったが無事到着。自宅のベランダに立てたアンテナで動作確認した後、いつもテストで使っている、家から車で10分ほどの大きな公園の大きな駐車場で性能評価。
 

2022年4月7日木曜日

NEO-D9C:メモ

 某社の近日発売予定の NEO-D9C ボードを入手、ZED-F9P と接続して CALS が動いたので、そこまでのメモ。

  • ツールは u-center の最新版が使える
  • UBX-CFG-XXX は使えない、 UBX-CFG-VALSET からの設定が必要
  • 入力・出力は UBX だけ。F9P 側の入出力も UBX。F9P の入力に SPARTN を設定してもダメ。
  • F9PからD9Cには、以下の3メッセージだけを送れる
    • UBX-NAV-PVT
    • UBX-NAV-TIMEGPS
    • UBX-RXM-SFRBX 
The three UBX messages that can be enabled on the ZED-F9x and sent into the NEO-D9C are:
• UBX-NAV-PVT
• UBX-NAV-TIMEGPS
• UBX-RXM-SFRBX
No other UBX/NMEA messages should be sent into the NEO-D9C.
    (NEO-D9 Integration manual
p13)
  • UARTでつなぐときはビットレート38400bps以上を推奨、9600bpsでは上記3メッセージが一秒間に出力しきれない。

ZED-F9P:ZED-F9Pの高精度設定

 ZED-F9P、default 設定のままだと、精度が粗い。なので以下の設定が必要。

・メニューから[View]->[Messages View]を選択してダイアログを開く

・ダイアログの左の窓で、UBX->CFG->NMEA を選択

・右側左上のプルダウンメニューでCFG-NMEA-DATA2を選択

・下の方、左側2列目の[High precision mode]のチェックボックスにチェックを入れる

・忘れずに Flash に書き込む

元ネタはこちらのp15。

2022年3月5日土曜日

Alpine Linux : 暗号化していない WiFi を設定する方法

wpa_config add -o [SSID]

暗号化している場合は

wpa_config add [SSID] [passphrase]

なのだが、暗号化していない WiFi AP の場合は[passphrase]がない。無しだとエラーになる。-o オプションは少しネットで探した範囲では見つからなかったので、wpa_config のソースを見て調べた。

2022年2月22日火曜日

Aliexpress で買った、L1+L5 GNSS モジュールのお話し その3

(その2は こちら)

  L1+L5 モジュールの外形図に D+、D- の信号線があるので、100円ショップで買ってきたUSBケーブルをばらして直接つなげてみたが、PC側が全く反応しなかった。デバイスマネージャーに何も現れなかったので、ドライバーの問題ではなさそう。

  世の中、簡単にはいかない。

2022年2月21日月曜日

Aliexpress で買った、L1+L5 GNSS モジュールのお話し その2


(その1は こちら)

 モジュールにはUSB I/F が内蔵されていて、PC と USB 経由で直結できそうな感じなのだが、そのあたりの経験が無く、そこに時間を取られるのがいやなので、シリアル経由で接続。


 手元にあった、秋月の USB-シリアル変換器をつかって接続。変換器のSWはOFF,OFFでI/F3.3V。結線はTXとRXD、RXとTXDを接続する素直なタイプ。

 u-blox の u-center に当たるツールは Satrack という名前でこんな感じ。

左上の歯車アイコンをクリックしてプルダウンメニューから115200を選択したら、問題なく動いた。

  動いたのでとりあえず部屋の中で試してみた。


 ついでに、以前集めた L1 の受信機と比較してみた。右側が今回の L1+L5(GPS+QZSS+BeiDou+GAL+GLO)、真ん中がNEO-M8T(GPS+QZSS+BeiDou)、左側が u-blox 6(GPS)。部屋の中だし、トタン屋根の上に数十センチの雪がある状態なので、かなり悪い条件だが参考までに。

 以下はいずれも5分間測位したときの軌跡のトレース。

 最初は Allystar HD8040D (今回の L1+L5)

 


次は NEO-M8T

 


 最後は u-blox6

 トタン屋根+数十センチの積雪の下の屋内という悪条件下では、M8Tが一番優秀な感じ。

  ちなみに M8T は、写真の場所は条件が悪すぎて20分ほど待っても測位開始とならず、一度窓際の電波の状況の良いところに移動させて測位を開始させ、それから写真の場所に戻した。u-blox6 は10分以上かかったが、写真の場所で測位を開始した。HD8040Dは、写真の場所でコールドスタートから一分程度で測位を開始した。衛星を掴む性能はHD8040Dが優秀そう。

 次はオープンスカイで試したい。(が、札幌の今年の冬は天気が悪くて...) 

(その3に続く)